最近、抽象画を描き始めました。


今まで自分が学んできたこと、インスピレーションを受けたもの、日々の生活の中での取り組み、全てが少しずつ繋がって活きてきたように感じられます。
若い頃の絵を見ると、エネルギーはあるけれど方向性がはっきりしていないために、描き終わってもどこか未消化な気持ちが残っていましたが、今はあの頃よりは自分を知り、見えているものがあります。
もちろん、いつまでも、まだまだ!だということに変わりはありません(^O^)/
私が、本物を見て今までで一番感銘を受けた画家はエミリー・ウングワレーです。

彼女はアボリジニとして自然の中で暮らし、70代で絵を描き始めました。
使っている道具はとてもシンプルです。しかし、彼女の作品にこめられたエネルギーはとても熱く、そこに凝縮された世界はとても多くを語ってくれます。


彼女の作品を見たとき、私は赤土色の草原を思いっきり走って、泣き出したいような衝動に駆られました。私の心の奥には、この絵の世界に通じる何かがある。それを私は本当に大切に思っているし、そこに帰りたいとずっと願ってきた。
そんな思いが一気に溢れ出しました。


そして、同時にすごく悔しさを感じました。
現代社会で生きてきた自分には、このような絵は一生描けないだろうと思ったからです。なんて悲しいんだ、という思いが胸を貫いていました。
今は、そんな私だからこそ描けるものがあるかもしれないと思うようになりました。
そして留学先でお気に入りの場所だった。Barbara Hepworth Sculpture Garden.


彼女の彫刻のアトリエもそのまま残されています。

St.Ives というイギリスの外れ、コーンウォールにあるこの場所。
私が留学していた町から電車で20分くらいの場所にありました。

St. Ivesまでの電車から見える海の色は、時間によってエメラルドグリーンや、色んな青に変わります。コーンウォールの海はブルーフラグといって、国からその水の綺麗さを認められています。

小さな町ですが、建物の色が小ギリシャのようでハートが冴える場所でした。
思い出すと懐かしくて心が震えます。
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